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【感想文】一面からほっこりできる朝がいい

『日本一心を揺るがす新聞の社説 それは朝日でも毎日でも読売でもなかった』水谷もりひと



よく「社説さえ読んでおけばその時の自治問題がわかるから読んとけ」とか言われたものです。(実際そうでしたけど)
しかしながら、「みやざき中央新聞」の社説は、最近の自治問題を解くのではなく、全国の講演を聞き感じたさまざまな「いい話」を、伝えている。いい話紹介コーナーみたいだけど、ただの良い話、なだけではなく、為になる話や参考になる話とか、思わずだれかに話したくなる話ばかりで、必ず読後には余韻が残る。
実際に講演を聞きに行ってるから、表面だけではわからない、裏側まで知ることで理解が深まる。当たり前だけど。

なにより1編4pの読みやすさがいい。ふとした時にパラっと読めて気が楽。
紹介されていた、「運がいいとか悪いとかは長い目で見て判断すべし」とか「パクるの三段活用」とかは今日からでも自分でやってみたいと思う。


p6〈情報を得て、何を知ったかではなく、何を感じたかが重要なのだ。〉
p7〈だから情報は、報道の「報」の上に「情け」を乗せている。「情け」とは人間味のある心、思いやり、優しさや。情報は常に「情け」を乗せて発信したい。/ジャーナリズムは「知」
ではなく「情」を愛する媒体でいいと思う〉



ただ、『感動って双方向なんですね』の話はちょっと私の感性とは合わなかったけど、「イイハナシダナー」にはなるよね。
(桜が大好きな彼女に桜の見えるところでプロポーズする、でも満開の時期から過ぎていたからって……そこまで大袈裟にして欲しくないし、私だったらちょっとやめてほしいなと思う)

その話が好きか嫌いかでなくてその話から何を読み取るかだよね。





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【感想文】スタバでバイトしてた店員にいじめられてた私がスタバの極意を読んでみた

『感動経験でお客様の心をギュっとつかむスターバックスの教え』目黒勝道


※以下の読書感想文はちょっとひねくれてます。











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【感想文】SukoshiFusigiの短編集-5

【感想文】『書き下ろしSF短編集 NOVA 5』

伊坂さんに釣られて読んだSF短編集。
おそらくこれを読まなければ知ることがなかったであろう作家さんばかりでした。

SF慣れしてない自分からしてみたら、全体的に世にも奇妙な物語って感じ。
初心者な私も全体的に読みやすかったです。むしろこれが「SF」と呼ぶんだな、と思いました。

『ミッドナイト・ブルーの記憶』はもっと不思議な事件が起こるのかと思いきや、それが不思議な出来事なのねと肩透かし気分。

『3階に止まる』は台詞が説明的だったけどオチは好きです。

『凍て蝶』って何が蝶なんだろう、と内容とは無関係なことを考えつつ。外国文を翻訳したかのような文章と物語でした。

『アラムサール』は病状の描写と儀式の様子が恐ろしく、生々しい。けど個人的に好きな話ではなかったなぁ。

『スペース金融道』、取り立て人がアンドロイドに貸した金を返せと追う話。その中で、ある一体のアンドロイドが奇妙な逃亡を続けていることに気付く。
ドS上司ユーセフとその相棒の不憫主人公"ぼく"の関係がたまらなく萌えました。今回の当たり!
続きもあるらしいので早速読みに向かいます。

『火星のプリンセス 続』すみません読んでません。続編モノの途中からはは読む前から読む気無くします。

『密使』。これだよ!っていう、世界を救うヒーローの話。知らないところで誰かの危機を救うっていいなぁ。





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【感想文】世界がもし100人の村だったら 完結編

『世界がもし100人の村だったら 完結編』池田香代子+マガジンハウス著
2015.5.1.読了

この『世界がもし100人の村だったら』って5冊も出てたんですね。
この本には供給をメインとした統計、解説が書かれています。
主に解説部分には〈2015年までに~~〉という目標が使われています。
現在2015年は、この時からどんな風に変わったのか。
ぜひとも完結編その後がほしいと思う今日日でありました。







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【感想文】ベリーベリーストロングな絆っていうやつ

伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』
2014/4/6~26「パピルス」2007年4月号vol.11掲載


〈ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
明日が待ち遠しくなること間違いなし!
ごく普通の人っちが巻き起こす奇跡の物語〉

発売当初、この帯を書いた人に拍手を送りたいくらい好きでした。


p23〈「いいか、後になって、『あの時、あそこにいたのが彼女で本当に良かった』って幸運に感謝できるようなのが、一番幸せなんだよ」織田一真は言った。『アイネクライネ』〉

p27〈「その時は何だか分からなくて、ただの風かなあ、と思ってたんだけど、後になって、分かるもの。ああ、思えば、あれがそもそもの出会いだったんだなあ、って。これが出会いだ、ってその瞬間に感じるんじゃなくて、後でね、思い返して、分かるもの」『アイネクライネ』〉



出会いをテーマに描かれた短編長編作品。

小さな偶然が重なりあって、大きな奇跡を生み出して、
1人の物語は誰かへと繋がってゆく。ベリーベリーストロングな繋がり。

わらしべ長者ではないけれど、この本のテーマである『出会い』が全面に感じられます。なるほど、伊坂さんが恋愛を描くとこんな感じになるのか。
短編を繋げる技術はさすが。読んでいてほっこり。伏線回収にすっきり。
あとがきにも書いてあった通り、伊坂作品には珍しく泥棒や超能力や恐ろしい犯人や特異な設定が出てこない小説です。
普段のそういう味が好きな方には物足りないかもしれないけれど、こんな感じの文章を書く作家、という意味では読みやすい一冊かもしれません。

最初の『アイネクライネ』は斉藤和義さん楽曲の『ベリーベリーストロング』の原作にあたるような話です。私は斉藤さんの曲を先に聞いていたのですが、この小説があの数分に纏められてるのに全然劣ってないというかむしろそれぞれ違う味があってほんともう何が言いたいかって久々の伊坂作品たまらんです。ハイ。


『ライトヘビー』の斎藤さん、うちの町にも来てくれないですか。
CDをまとめ買いするしかないですかそうですか。これは良いステマ←

織田一真は個人的に好きではないが、佐藤と織田の掛け合いは好きです。
しかし相変わらず主人公の第一友人ポジションの男はある意味最低だな!!!(褒めてる)

あと、藤間亜美子のお母さんの苗字ってどこかに伏線あった?
これだけちょっと気付けなかった…。そもそも表記なし?うーん。


悲観的な中で楽観的な話をしたい。
そんな物語が描かれた伊坂小説。やっぱり大好きだと改めて思いました。





以下、気になった言葉と
ちょっと腐った目線?のオタク語り。









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