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【感想文】恐怖。生の実感。死に対する、概念。

『奇奇奇譚編集部 幽霊取材は命がけ』木犀あこ
2018/04/04読了




ずっと前に読み終えていたんですけど書くの遅くなりました。

今回もホラー作家・熊野先生(表紙右)が、
おにちく編集者・善知鳥さん(表紙左)に連れられ
取材に行くもののいつの間にか怪人に襲われたり霊に追われたり
呪いの館に呪われたりします。

全体的に熊野先生単体で居る時が主に霊が出てきて、
その描写が怖いんですけど
善知鳥さんがいるだけで安心感がはんぱない。

というか物語の始まりは大抵善知鳥さんが出オチしてるレベル。
ほんと1章の善知鳥さんがめちゃくちゃなんというか、すごい・・・(語彙が死んだ)
1巻で熊野と読者を恐怖に陥れた善知鳥の内面が現れます。
キャラが濃いよ善知鳥さん。職権乱用かよ善知鳥さん。(好き)

熊野先生が単体でいる時の恐怖がすごい。怖い。
善知鳥さんがいる時の安心感がすごい。頼もしい。

しかしこの2巻、1巻と同じ心持で読むと大変なことになります。

それでも私は3章「不在の家」が特に好きでした。

霊(特に悪霊と言われるもの)が、生者を死へと引きずり込む時って
大体が死への道連れとか、恨みだとか、苦痛を伴う恐ろしいものだと思うんですけど。
この「不在の家」、それらとは違うタイプの、引きずり込まれる恐怖でした。
3篇すべてに通じることと、熊野先生が小説を書く理由。

この世に満足して逝った者たちが、転生を信じた先が、転生しない地獄。
死ねば終わると思ったら大間違いだ。
ヱマにひかれて死んだ作家たちは、この世に満足して逝ったわけだけど、
これがもしこの世が嫌になって、転生を信じて死んだのだとしたら、
本当に、この世以上の地獄なのかもしれない。



あと、終盤のあのシーンはきっと彼のお母さんのことだよね・・・。





いつもの通りあれな感想話なんですが。


あの最強善知鳥さんが不在の家で若干焦っているのがとてもたまらなかったです。(せいへき)

熊野先生は安達原先生との交流があの後も続いてるといいなぁ。





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