忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

【らぶコミュ?】裏の裏の裏設定で小話


ムナ「あ、店長。お帰りなサーイ」

■「やぁ、ムナ。生きてたか。土産に砂漠の砂を持ってきてやったぞ、喜べ」

ムナ「マジデ!?やったー店長半端ネェ!!」

▲「楽奈さん、それ、さっき道路の上で集めてたやつですよね」

■「ああ、そうだ」

ムナ「ンダヨ!!んなモンいらネーヨ!!!って、史司!!うはーっ久シブリー!」

△「ボクも居るよ!」

ムナ「わぁ!トライブも!懐かしいね~元気?2人が来てるって事は…廻林さんも来テル?」

△「うん!遅れてくるけど、今こっちに向かってるってさ!」

■「おい、ムナ。あいつが来る前に地下に行って、この本を探して来い」
(一枚の紙をムナに渡す)

ムナ「何ダッテ?…うわ、超古い資料ジャン、どしたのコレ?」

■「久々に高い額で買い手がついたんでね。かなりの貴重図書だから…シシ、トライブ。ムナに付いていって手荒に扱わない様に見張ってくれ」

▲「はい、わかりました。行こうか。…ムナ、トライブ」

△「はーいっ」

ムナ「ワタシ一人でも大丈夫なんだけドナァ。まあイイカ。ちょっと行ってクルヨ」






●「…楽奈、お前もいい加減あの子の名を呼んでやったらどうなんだ?」

■「なにを言うか、ネリン。私はちゃんと呼んでるじゃないか。“ムナ”とな」

●「それは字名だろう…。諱名を呼んでやれ、と言っているんだ」

■「あいつにそんな価値はないね。そうだ…あいつが想世界から抜け出せたら、呼んでやるよ」

●「…そんなの、いつになるか分からない事も解ってるだろうに。…全く…これだから蛇は…」

■「煩いね。羊は黙って羊毛にされて喰われてろ」

*****




古本屋も兼ねる個人図書館【木立瑠璃草】のいつもと違う風景。

2010.12.29.







拍手

【雨の後の話。】

もう最後になるかもな。
運ばれてきた肴を一口食べて、彼は言った。
「どうせ、お前もあんな感じになんだろ」
お前も、という言葉に込められた寂しさ。
すいません、と意味の成さない言葉が出た。
彼の電話が鳴った。声の調子からして多分、あの人だ。
「----さんですか?」
「そ。仕様がないから行ってやるかな」
「収録、終わってるのに」
「ホントだよね」
会計を済ますと彼は背中を向け、それじゃ、と行って歩き出した。
「おめでと。幸せになれよ」
去り際に、ぽん、と肩を叩かれて言われた。その時の彼の表情は、俯いていて見えなかった。





三年前くらいに書いた。
後輩が結婚した先輩との話。






拍手

メモ的な小話

灯が美猫の真似をしてみたよ








拍手

イロモノ祭の話。

小話とも言えないメモ。





【美猫と三士朗の場合】

三士朗「モバ以来のイロモノ祭がここでまたやられるとは…」
美猫「これがイロモノ祭?ただ露出すればいいのか?」
三士朗「一種のコスプレみたいなもんだと思います。発端は灯の悪ノリです」
美猫「ふーん。それで何をするんだ?俺はお前を襲えば良いのか?」
三士朗「なに怖いことをさらっと言ってるんですか!何回も言いますけどオレはノーマルですからね?!」
美猫「まぁ冗談だ。こんな格好しなくともいつでも相手になってやるっつの」
三士朗「冗談で収まってない気がして結局怖いんですけど…!(灯、次会ったらマジで覚えてろ…!!)」



【草八と澄の場合】

草八「私は今回も白衣なんだが…イロモノって言えばイロモノか…?」
澄「草八さんの露出は駄目です。させません」
草八「…俺からしてみたら澄が一番駄目なんだが」
澄「私は…こういう役目なので…」
草八「駄目だ。俺が許さない。今すぐ着替えてこい」
澄「私だって着替えたいですよ…」
美猫「そういうプレイだと思えば良いんじゃねーの?」
草八「お前は帰れ!」







拍手

鈴の音、深淵の闇に響く_〈2〉

灯がこの行為――売春を始めて、一年程経っていた。売春をする人間の平均がどれくらいやり続けているのかは知らないが、灯はかなりの回数をこなしていた。
一年前、たまたま携帯のインターネットリンクから、とある裏の掲示板を見つけた。冗談半分で暇つぶしにと書き込んでみると、1人、反応があった。それが始まり。初めは女性に対してのみ慎重に行っていたが、ある日、女よりも高い金を払うと言った男を相手にしてから男も商売対象になった。抵抗はあったが、すぐにどうでもよくなった。灯はこの行為に自分の快楽など考えておらず、多く稼ぐことが出来ればそれで良いと思っていた。
今回はどちらの側だろう。入れる方か、入れられる方か。大抵は入れられる側なのだが、いくら快楽が関係ないとはいえ、少し辛い。そんなことを考えながら男について行くと、どうやら鼻の先に見える高層マンションへ向かっているようだった。
「アパートっていうからボロい所かと思ってたけど」
あ然とした灯に男は「集合住宅には変わりありませんから」と言って、やはりマンションのオートロックの入り口から鍵を使って入っていった。
一室のドアを開けると、傘はそこに、洗面所はそっち、と男は指を指して誘導し、先に奥へ消えた。
灯は言われた通りに行い、奥の部屋へ進むと広いリビングがあった。フローリングの床には2人掛けの白いソファとそれに合わせた低いテーブルが目についたが、他に目立つ物はない。隅の方に置かれた数少ない家具もモノトーンでまとめられており、綺麗に片付けられているせいかスペースが余りすぎている気がした。
「今、お茶を煎れますね」
「別にいいよ、そんなの」
本当なら早く始めて、金を受け取って帰りたかった。これから始まる行為に対する緊張をすぐにでも解き、終わらせたかった。
「シャワーとか浴びた方が良い?」
一応、直前に身体は洗った方が良いかと訊ねると「その必要はありません」と言われた。
「というか、そういう行為をする気は一切ありませんから」
「…はぁ?」
「貴方には私の話を聴いて貰います。それだけ結構です」
先程から感じ続けていた違和感の正体が現れた気がした。
「ああ、お望みでしたら本来の行為相応の料金はお支払いしますけど」
「…そうじゃなくて」
予想だにしていない男の言葉に灯は拍子抜けした。
ただ話すだけが目的だったら、わざわざ自分を呼び出し、買うという必要があったのか。
「意味わかんないんだけど」
「まあ、落ち着いてお茶でも飲んで下さい」
小さなテーブルに2つのティーカップが丁寧に置かれた。男はカーペットの上に座り、共に用意した角砂糖を1つカップの中へ入れた。








拍手

カレンダー

03 2024/04 05
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

はじめまして。

はじめて来られた方はカテゴリの「説明+α」をお読みください。

検索から来られた方へ

読みたい話の語を↓でブログ内を検索すると良いかもしれない。
よく語られる話
【九番隊】【らぶコミュ】
ブックレビューは【感想文】または
ブクログ読書メーターにどうぞ

AD