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【感想文】性嫌悪、信仰宗教、猿

2013/01/28
鴻上尚史『ものがたり降る夜』

ひさっびさの鴻上さん台本読んだ。
あらすじは、性行為が嫌いだといいつつ売春買春しちゃった女性2人と心理カウンセラーが
山奥のあつ心理カウンセラーを訪ねて、セックスについて考える話。
そこで出会った猿と人のハーフたち。そしてある新興宗教の信者たち。


初っ端のト書きがR18。初見、まじでこんな舞台やっかたんか…!!!っていう(笑)
自らセックスを嫌う女性たち、宗教によってセックスを嫌う者たち。
セックスを「良いもの」という猿たち。

p105「本当の物語は、現実の理不尽を私達に教えるのです。物語とは、現実を都合よく解釈するものではありません。現実に傷ついた人が逃げ込む場所でもありません。ニセモノの物語は、現実に裏切られます。が、本物の物語は、現実を裏切るのです。」

恩田と佐伯のやりとりが後藤田と氷川さんです!(笑)
もうね、所々のノリが懐かしくて懐かしくて!
猿たちのいう夜這いは勉強になりました!(笑)

あとがき?の「恋愛の幻想」と「セックスの幻想」の話はもっと突き詰めて読んでみたい。
この人の語りは好きだなぁと思ってしまうのは私が鴻上さん信者だからかな…。
でも、私は単純だから、少しだけ楽になった気がする。
今の私に必要だったのは、トルストイでもフロイトでもなかったんだろうな。


なぜ赤ずきんが花畑を踏み潰していたのか。
女神様の物語で終わったけど、結局何がどうなったのか。
答えが出ない話ではあるのだけど、やっぱりもやもやが残って意味わからない終わり方だった。









しかしなんでセックスが嫌いと言うと、世界は人々はそういう人を排除しようとするんだろう。
嫌いなものがあったっていいじゃないかと思うのに。
セックスを排泄と置き換えて考えるとわかりやすいと思うの。
うんこの話を嫌いな人だっているのにねぇ。






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