[sor ato e ru]
青空の羽を秘める少年と、堕ちた神の使いに似て非なる者の話
curse of green
1.カオス
緑眼は呪いの証―そう云われている世界。
その男も例外ではない。
彼は海賊団船長であり、世界を脅かす。
「俺は、この世界が楽しくてしょうがないな。
この眼をみせれりゃあどんな奴でも恐れを成して逃げてゆく!」
しかし、ひとりだけ、彼を恐れず嗤う者がいた―――…
[2005/11/19]
2.海賊団“コダ”
―彼の名はリト。海賊「コダ」の船長。
愛鳥・コダがその海賊団の名前の由来。
コダは珍しい鳥だ。いつも目を閉じている。
だから、かもしれないけど、いつも船長のそばにいる。
鳴いてるところをみたことがない。
船長曰く「そこらの超美人よりイイ声で鳴くぜ」だそう。
船長が言うとなんか変態みたいだ。
是非、その声を聴いてみたい。
「ああ、ムリムリ。
コダはおれ以外になつかねぇんだよ。な、コダ」
言ったとたんに、コダは僕も船長もいない
海の彼方へそっぽを向いた。
[2005/11/18]
3.過去の記憶
「わぁ…!」
ロイは思わず声をあげた。
目の前に居るのは、今まで見たことの無い鳥。
青い色をした鳥。
「前に、海に行ったときに卵を見つけたんだ。その卵がつい最近
孵ってな。ようやく腕に乗れるくらい成長したんだぜ」
そう言って、腕に青い鳥を乗せた男は笑った。
「なんていう名前なの?」
「…そういえば」
「まだ決めてないの?」
男はうなずいた。雛が孵っておそらく数日は経っていると
いうのに、彼はまだ、この美しい鳥の名前を付けていなかった。
「そうだなぁ…。じゃあ…」
男は赤と青のオッドアイの眼を細めて、
ささやくように言った。
「“コダ”」
と。
[2005/11/25]
緑眼は呪いの証―そう云われている世界。
その男も例外ではない。
彼は海賊団船長であり、世界を脅かす。
「俺は、この世界が楽しくてしょうがないな。
この眼をみせれりゃあどんな奴でも恐れを成して逃げてゆく!」
しかし、ひとりだけ、彼を恐れず嗤う者がいた―――…
[2005/11/19]
2.海賊団“コダ”
―彼の名はリト。海賊「コダ」の船長。
愛鳥・コダがその海賊団の名前の由来。
コダは珍しい鳥だ。いつも目を閉じている。
だから、かもしれないけど、いつも船長のそばにいる。
鳴いてるところをみたことがない。
船長曰く「そこらの超美人よりイイ声で鳴くぜ」だそう。
是非、その声を聴いてみたい。
「ああ、ムリムリ。
コダはおれ以外になつかねぇんだよ。な、コダ」
言ったとたんに、コダは僕も船長もいない
海の彼方へそっぽを向いた。
[2005/11/18]
3.過去の記憶
「わぁ…!」
ロイは思わず声をあげた。
目の前に居るのは、今まで見たことの無い鳥。
青い色をした鳥。
「前に、海に行ったときに卵を見つけたんだ。その卵がつい最近
孵ってな。ようやく腕に乗れるくらい成長したんだぜ」
そう言って、腕に青い鳥を乗せた男は笑った。
「なんていう名前なの?」
「…そういえば」
「まだ決めてないの?」
男はうなずいた。雛が孵っておそらく数日は経っていると
いうのに、彼はまだ、この美しい鳥の名前を付けていなかった。
「そうだなぁ…。じゃあ…」
男は赤と青のオッドアイの眼を細めて、
ささやくように言った。
「“コダ”」
と。
[2005/11/25]
猫ノ眼本館に置いてある「curse of green」の物語。
徒然と思いつくままにメモに残しておいたものを書いておきました。
これもメモだけどね。
徒然と思いつくままにメモに残しておいたものを書いておきました。
これもメモだけどね。
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