[sor ato e ru]
青空の羽を秘める少年と、堕ちた神の使いに似て非なる者の話
【感想文】絆のはなしだよ
伊坂幸太郎×斉藤和義『絆のはなし』


伊坂幸太郎氏が、大ファンであった斉藤和義氏と対談。伊坂幸太郎の小説『アイネクライネ』と斉藤和義『ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜』のコラボにより実現。
『アイネクライネ』が出会いとか恋愛の話なので、対談内容も出会いとか恋愛とか、お二人のこれまでとこれからについてのインタビューがメイン…かな?
あとはそれぞれの年表や仕事道具、好きな音楽・映画・本などをとても細かく載せられています。最後には100の質問。
たいへん細かく詳しく書かれているので、両者ファンには必読か。
私はどうしても伊坂さん目的で読み始めたので、伊坂さんに注目して読んでしまうのですが、斉藤さんは楽曲は有名なものをちらほら聞いていた程度なので、こんな感じのお方なのだなぁと、曲の雰囲気そのまんまの方だと思いました。
伊坂さんが斉藤さんのファンであったことは伊坂ファンも周知の事実。
なので伊坂さんが終始楽しそうに感じました。笑
斉藤さんの楽曲聞いて、毛嫌いしていた絵文字を思わず使っちゃう伊坂さんは可愛いヽ(´▽`)/
p47<伊坂「本は傷付いた人を救わないというのがわかったのもそのときです。」>
失恋して、ショックで本が読めなくなってしまった時のこと。
ボウリングに夢中になってたらしい。
他にも結構体を動かされていることに驚き。本人のスポーツ経験は時々作品の中に垣間見えてますね。
伊坂さんは自分の作品を完成させるたび「これは世界が変わってしまうぞ!」と思ってて、(p.90)でもなんともなくて〜、って話されているのだけど。
その瞬間には何もないけれど、伊坂幸太郎の作品を読んで、世界が変わった読者はたくさん居るんだろうなぁと思いました。
*「初めまして、結婚してください」ってすごく伊坂っぽいセリフだなぁと思ったけどこれみえるひとのガクリンがやってたわ。
*18歳で『クリスマスを探偵と』を書いたのすごい……絵本発売楽しみです。
*年表で、鴨居が主人公で自殺しようとしていて陣内と永瀬に会う話を書いたとあって、チルドレン大好きな私大反応。
100問アンケートのお二人の対比がめちゃくちゃ面白いし伊坂さんの答えが可愛い。
「理想の死に方」と「明日死ぬなら最後の晩餐は何にする?」の質問に
「怖くて考えたくない」とか。
あと女性に言われてショックだった言葉に
伊「(幼稚園の時)ついてこないでよ」斉「(フラれた時)ついていけない」
という漫画みたいな対比にときめいた。
伊坂さんが斉藤さんについていけば丁度いいんじゃないかな?
この質問の答えもお二人の個性が爆発してました。面白い。
マイペースでつかみどころがないお二人は、どこか似ている気がするなぁとも思いました。
読んでいて気付いたのですが、この本って2007年初版なのですね。
中で「10年後の自分はどうなってると思いますか」って質問があったのだけど、伊坂さんp58<「10年後も小説家やっていたらすごいと思う」>って言ってた。
10年経ちましたが、あなたは今も超人気作家ですよ・・・。
息子さんに存分に胸を張っててほしいですね。
以下、印象に残った個所。
p.90
<――伊坂さんは『オーデュボンの祈り』を出されたときに、「これ出したら世界が変わるんだ!と思っていたのに、意外と世界は静かだった」とおっしゃってましたけど。>
毎回そんなにやばくなかったらしい。今やミリオン作家やであんた・・・。
p.94
<伊坂 そうなんですよ。でも、やらないで嫌と言っているのも嫌なので、やってみようとは思ったんです。なんか、やらないで文句をいう人が苦手で。(中略)まずはやってみればいいじゃんと思っていたので、自分もやってみて、ダメだったらダメというようにしようと、そういう気持ちがあるんですよね。(後略)>
伊坂さんは王道を書くのが嫌だったり、ラブストーリーを書くのが嫌だったりした。けど、それができない(書けない)だけだろ、と思われたら悔しいから、やってみることにした。
自分が書いたら、王道のものでも、自分だけのオリジナル・少しは違うものができたんじゃないかな、と。
伊坂幸太郎氏が、大ファンであった斉藤和義氏と対談。伊坂幸太郎の小説『アイネクライネ』と斉藤和義『ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜』のコラボにより実現。
『アイネクライネ』が出会いとか恋愛の話なので、対談内容も出会いとか恋愛とか、お二人のこれまでとこれからについてのインタビューがメイン…かな?
あとはそれぞれの年表や仕事道具、好きな音楽・映画・本などをとても細かく載せられています。最後には100の質問。
たいへん細かく詳しく書かれているので、両者ファンには必読か。
私はどうしても伊坂さん目的で読み始めたので、伊坂さんに注目して読んでしまうのですが、斉藤さんは楽曲は有名なものをちらほら聞いていた程度なので、こんな感じのお方なのだなぁと、曲の雰囲気そのまんまの方だと思いました。
伊坂さんが斉藤さんのファンであったことは伊坂ファンも周知の事実。
なので伊坂さんが終始楽しそうに感じました。笑
斉藤さんの楽曲聞いて、毛嫌いしていた絵文字を思わず使っちゃう伊坂さんは可愛いヽ(´▽`)/
p47<伊坂「本は傷付いた人を救わないというのがわかったのもそのときです。」>
失恋して、ショックで本が読めなくなってしまった時のこと。
ボウリングに夢中になってたらしい。
他にも結構体を動かされていることに驚き。本人のスポーツ経験は時々作品の中に垣間見えてますね。
伊坂さんは自分の作品を完成させるたび「これは世界が変わってしまうぞ!」と思ってて、(p.90)でもなんともなくて〜、って話されているのだけど。
その瞬間には何もないけれど、伊坂幸太郎の作品を読んで、世界が変わった読者はたくさん居るんだろうなぁと思いました。
*「初めまして、結婚してください」ってすごく伊坂っぽいセリフだなぁと思ったけどこれみえるひとのガクリンがやってたわ。
*18歳で『クリスマスを探偵と』を書いたのすごい……絵本発売楽しみです。
*年表で、鴨居が主人公で自殺しようとしていて陣内と永瀬に会う話を書いたとあって、チルドレン大好きな私大反応。
100問アンケートのお二人の対比がめちゃくちゃ面白いし伊坂さんの答えが可愛い。
「理想の死に方」と「明日死ぬなら最後の晩餐は何にする?」の質問に
「怖くて考えたくない」とか。
あと女性に言われてショックだった言葉に
伊「(幼稚園の時)ついてこないでよ」斉「(フラれた時)ついていけない」
という漫画みたいな対比にときめいた。
伊坂さんが斉藤さんについていけば丁度いいんじゃないかな?
この質問の答えもお二人の個性が爆発してました。面白い。
マイペースでつかみどころがないお二人は、どこか似ている気がするなぁとも思いました。
読んでいて気付いたのですが、この本って2007年初版なのですね。
中で「10年後の自分はどうなってると思いますか」って質問があったのだけど、伊坂さんp58<「10年後も小説家やっていたらすごいと思う」>って言ってた。
10年経ちましたが、あなたは今も超人気作家ですよ・・・。
息子さんに存分に胸を張っててほしいですね。
以下、印象に残った個所。
p.90
<――伊坂さんは『オーデュボンの祈り』を出されたときに、「これ出したら世界が変わるんだ!と思っていたのに、意外と世界は静かだった」とおっしゃってましたけど。>
毎回そんなにやばくなかったらしい。今やミリオン作家やであんた・・・。
p.94
<伊坂 そうなんですよ。でも、やらないで嫌と言っているのも嫌なので、やってみようとは思ったんです。なんか、やらないで文句をいう人が苦手で。(中略)まずはやってみればいいじゃんと思っていたので、自分もやってみて、ダメだったらダメというようにしようと、そういう気持ちがあるんですよね。(後略)>
伊坂さんは王道を書くのが嫌だったり、ラブストーリーを書くのが嫌だったりした。けど、それができない(書けない)だけだろ、と思われたら悔しいから、やってみることにした。
自分が書いたら、王道のものでも、自分だけのオリジナル・少しは違うものができたんじゃないかな、と。
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