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【感想文】静かに儚く燃える青

貴志祐介『青の炎』
2013/07/~08/11


p38「考えろ。考えて、考え抜け。
どうすれば、一番いいのかを。
どうすれば、家族を守れるのか。」


静かに燃える青い炎。独りで家族を守るために
完全犯罪をやりきろうとする高校生の孤独な戦い。
とても悲しい話。

読み始めは秀一マジ中2wwwとか思ってたんだけど、
次第に同情を抱くようになってしまいました。
どうすれば1番良かったんだろう。
どうすれば一番救われたんだろう。

結末を先に知ってしまってたから
"ブリッツ"後でこの物語が終わればどんなに良いだろうと思いました。

秀一にとって夢は優しい嘘だった。それはいつしか残酷な嘘に変わる。
すべてに敗れた時の、彼の最後の選択は胸が痛んだ。

彼は罪を犯した。しかしそれは果たして"悪"だったのか。
善悪・正邪で考える話ではないのだろうけれど。
せめて二度目の殺人にはもう少し執行猶予があってもよかったんじゃないかななんて。



p266「瞋恚は、三毒の一つなんだよ。」
「一度火をつけてしまうと、瞋り(いかり)の焔は際限なく燃え広がり、やがては自分自身をも焼き尽くすことになるって。」



しかし、読んでいて、曾根は私でも殺したくなった。
いずれはすぐ死ぬだろうこと、母親は知っていたんだろうか。
それが母の"弱み"だったんだろうか。
若さゆえの誤ち、とは言えない程の罪。
読了後、ふとこの本が、なんだか重く感じました。




これはぜひとも中高生に読んでほしいなと思いました。
"自分だったら曾根を殺しますか?"
"秀一は曾根を殺すべきだったと思いますか?"
この辺を突き詰めて読書感想文とか書くのが良い気がするよ。



今の状態で中学生時代にもどれたらなあ。と思う夏の日。
そういえば学生時代に映画化されてたのもあるけど、友人はこぞってこれを読んでいた。
多分、舞台がとてもなじみのある場所だったのでそのせいもあるかも。

蓋然性の犯罪、ある程度確実であること⇔必然
アイソトープ→同位体





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