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【感想文】ミステリーの先生と、ビビりの僕

坂木司『先生と僕』
久々の坂木司さんの本! ちょっと長くなったのでたたみます。



pp31-32
「けちくさくて、下らない。だから現実の犯罪って嫌なんだ」

「ミステリーを読むのは、そのせい?」

「まぁね。少なくとも小説の中の犯人は、自分の犯罪に自覚的だし」








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p35「裏道まで知り尽くした都会の猫。隼人くんを見ているとそんなイメージが浮かんでくる。」
怖がり大学生・二葉と、頭の切れる中学生・隼人2人の話。
物語は二葉の一人称で進みます。 彼のキャラクターは引きこもり探偵の坂木司と似ていて優しい感じ。
瞬間記憶ができる実は凄い男。
中学生・隼人も冷静な中に少しの可愛らしさが見えるような感じです。

家庭教師は二葉、その生徒は隼人。
ミステリーの先生は隼人、教わるのは二葉。
この2人が日常のミステリーを解いていきます。

*


坂木さんの話久々に読んだけど、すみません正直なんだかライトノベルかWEB小説を読んでる気分でした…(
大型犬と黒猫みたいな主人公達。
坂木さんってこういう組み合わせが好きなんだろうな…。(私は山田絡みのが好き←)
青年と少年、人が死なないミステリー、優しい空気が好きな方にお勧め。
(大学生、度胸がない、友人に振り回される。これだけで私は好きですけどね)

軽い気持ちで読める本。人は死なない。けど2人は小さな悪を解いてゆきます。本屋の雑誌、カラオケ店の小火、市民プールの監視員、道端のキャッチ、ペットショップ。
それぞれの話にはそれぞれ有名なミステリーの名が出されます。それを読んだ事のある人は合わせて楽しめるのでは。



本の内容とは全く関係ないけど、ホント、動物を売るペットショップは無くなればいいと思う。
p222
「罪は人にあって、動物にはないはずだから」

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