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【感想文】樹の影に映る記憶と小説家

丸谷才一『樹影譚』

p63「楽になるためには、書くしかない」





この本、ブクログの読みたいリストにいれてたんだけど、何で入れてたんだっけ?参考論文に出てたからだっけ?誰かのエッセイに出てきたからだっけ?
時期的に気になってた事柄関係の話がでてることは何となくわかってた。

内容。
「樹影譚」「鈍感な青年」「夢を買ひます」の短編三作。
旧仮名遣いですが、時代は1980年代。私がギリギリまだ生きてない頃のお話です。
『鈍感な青年』では、ある男女のデートの1日の話。内容に油断してたので個人的にあの流れになるとは思わず少し驚きました。まぁ、ほのぼのしたなお話です。
『樹影譚』は、書こうとしていた話がある小説と類似していたのだが、その小説が見つからないのでとりあえず書いてみた、から始まる。内容は樹の影から繋がる話。ミステリーではないけれど、仕掛けが綺麗に決まります。前半は論文読んでるみたいでダルかったけど、老女から手紙が来た所からの盛り上がりが凄い。
『夢を買ひます』は随分砕けた話。マユミちゃんの夢を買ったリカちゃんのおはなし。これもほのぼのしてる…かな。

なんで読みたいリストに上げてたのか忘れたけど、なかなか好きな物語でした。









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