[sor ato e ru]
青空の羽を秘める少年と、堕ちた神の使いに似て非なる者の話
――
はじまりはこの絵。
黒くて、人間が思い描く“悪魔”の姿をしているのが
ここで言う“神”。
白い方がヒト。
神は孤独だった。
なぜなら誰にも受け入れてもらえないから。
彼も受け入れることは無かった。
受け入れてもらえなくても
彼は神という生物に変わりは無かったから。
ある日神は目に見えた人がいた。
人は彼を受け入れた。
彼を神と知らなかったわけではなくて
(もしかしたら知らなかったのかもしれないけれど)
彼を彼として受け入れた。
人は次の日も神のそばにいた。
神は自分が神だと言わなかった。
周りの人間は神を神と知っていたわけではないが
人間ではないことが見えていたから傍にはいなかった。
だけど次の日も、また次の日も
神の傍には常にその人ひとりいた。
神はいつからか
その人が欲しくなった。
なぜなら誰にも受け入れてもらえないから。
彼も受け入れることは無かった。
受け入れてもらえなくても
彼は神という生物に変わりは無かったから。
ある日神は目に見えた人がいた。
人は彼を受け入れた。
彼を神と知らなかったわけではなくて
(もしかしたら知らなかったのかもしれないけれど)
彼を彼として受け入れた。
人は次の日も神のそばにいた。
神は自分が神だと言わなかった。
周りの人間は神を神と知っていたわけではないが
人間ではないことが見えていたから傍にはいなかった。
だけど次の日も、また次の日も
神の傍には常にその人ひとりいた。
神はいつからか
その人が欲しくなった。
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