[sor ato e ru]
青空の羽を秘める少年と、堕ちた神の使いに似て非なる者の話
かきとちゅう
◆倉次が報告書を書いていると、横で背中を向けたケイタが小さな机の前に座り何かを書いていた。
覗き込めば、それは小学生が使う絵日記帳。その様子は机に向かって必至に勉強する子供、という表現がよく似合っていた。
「何かオモロい事あったんか?」
と尋ねると、弾かれたように振り向き、慌ててノートを閉じた。
「見たらあかんかったか、スマンな」
「誰かに習ったん?」
「ううん、自分で覚えた」
「文字の書き方、メチャメチャやな」
「別に書けて読めたらいいって思ってたんだよー」
「源二から教えて貰わなかったん?」
「ていうか、これ書いてるの知らないとおもう」
「折角やし、書き順教えたるわ。また読むんなら読みやすい方がええやろ?」
覗き込めば、それは小学生が使う絵日記帳。その様子は机に向かって必至に勉強する子供、という表現がよく似合っていた。
「何かオモロい事あったんか?」
と尋ねると、弾かれたように振り向き、慌ててノートを閉じた。
「見たらあかんかったか、スマンな」
「誰かに習ったん?」
「ううん、自分で覚えた」
「文字の書き方、メチャメチャやな」
「別に書けて読めたらいいって思ってたんだよー」
「源二から教えて貰わなかったん?」
「ていうか、これ書いてるの知らないとおもう」
「折角やし、書き順教えたるわ。また読むんなら読みやすい方がええやろ?」
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