［sor ato e ru］

声に出して読んだらこれらの言葉とこれらの文の意味がなくなるんだよ。











泣きながら手にナイフを持つ少女。
アゲハ蝶に憧れて歩く少年。
精神科医に「貴方は異常です」と言われればどんなに楽だろうか。楽と思える限り特別な存在を願うが到底は平凡かそれ以下。
仮面など元から被っていない。だから生きにくい。愚かなのは知ってる。
幸せだと言い触らす友人に嫉妬する勝手すぎる行為、大人の対応が出来ず今を生きる人生に絶望、
自分を愛せない癖に自分が痛いのが嫌だから刃を刺すことも首を絞めることもできない。雨は止んだか。虹は見えたか。
今日は黒のスキニーパンツと大きなラインストーンのついた黒い飾りベルト、そして黒と白のボーダーポロ。
『イメージテーマはお葬式。』
生きる充実が得られない生活を逃れたいと思うが行動をしていない自身。酸素の無駄遣いと言われて殺されても仕方がない。
黒いヒールに足音。
世界は簡単に繋がるけど戻っては来れないよ。想像しているものとも限らない。

誰か私に呼吸の仕方を教えて下さいな。

いくら絵を描いても
ここ暫くテレビ以外で笑ってないんだ。人と喋っても笑えないんだ。面白くないんだ。本当の罰はこれなのかな。泣けるうちはまだ平気かな。声を出して泣かないのはくだらないから。いっそイカれてしまえば楽なんだ。でもまだ生きていたいんだ。自分から助けを求めなきゃ誰も助けてくれないのはわかってる。でも誰に助けを求めたらいいかわからないし助けを求めても真面目にとりあってくれないのわかってるし相談して泣いたりぐずぐずしたりする自分を考えると本当に気持ち悪い。吐き気がする。この画面を見るだけで吐き気がするけどここは私の隠れ家だから何をしてもいいんだ。

私が私を慰める場所。

愚かな夏を過ごした少年。
子宮を恐れる少女。
暗闇から出たいけど誰かに手を引かれることを望んでる。
歩き続けて歩き続けて
自分から出なくちゃいけないのにね。



最期に、チョコレートが
食べたかったな。