[sor ato e ru]
青空の羽を秘める少年と、堕ちた神の使いに似て非なる者の話
とらうま
今日バイト先に古い知り合いがきた。
小学校の時にこっちに転校して来て、しばらく中が良かった友人と呼んだ人。
ある日から何が原因かわからなくて一方的に喋ってくれなくなった。今でも原因はわからないけど今の私があの頃の私を見ると、私の方が悪かったんだろうと思う。
相手は気付いていたかわからない。あの頃の私しか知らないひとは今の私を見ても気付かないと思うだろうし。
彼女は、ある意味で私を変えたもののひとつだ。
あの頃、私は幼いながら初めて絶望という言葉の存在に気付いたのだ。
彼女に声をかけることができなかった。
今更馴染みの友人の様に振る舞うのも、カタキの様に対応するのも、当てはまらなかった。
彼女は私を気付かせてくれた切っ掛けのひとりだ。
だけど感謝するというのも違う気がする。
彼女を見て、すぐに彼女だとわかった。声を聞いて確信した。彼女は彼女のままだった。
こころの位置があやふやになった時間だった。
小学校の時にこっちに転校して来て、しばらく中が良かった友人と呼んだ人。
ある日から何が原因かわからなくて一方的に喋ってくれなくなった。今でも原因はわからないけど今の私があの頃の私を見ると、私の方が悪かったんだろうと思う。
相手は気付いていたかわからない。あの頃の私しか知らないひとは今の私を見ても気付かないと思うだろうし。
彼女は、ある意味で私を変えたもののひとつだ。
あの頃、私は幼いながら初めて絶望という言葉の存在に気付いたのだ。
彼女に声をかけることができなかった。
今更馴染みの友人の様に振る舞うのも、カタキの様に対応するのも、当てはまらなかった。
彼女は私を気付かせてくれた切っ掛けのひとりだ。
だけど感謝するというのも違う気がする。
彼女を見て、すぐに彼女だとわかった。声を聞いて確信した。彼女は彼女のままだった。
こころの位置があやふやになった時間だった。
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